訪問リハビリテーション まごころ
POSTED.2023.11.05
運動療法と運動の違いは?
こんにちは。
滋賀県甲賀市にあります“まごころリハビリテーション部”です。
本日は、運動療法と運動の違いについて説明させていただきます。
私は、病院勤務時代に多くの糖尿病の患者さんを担当してきました。
そして、
お医者さんから、よく糖尿病の患者さんに対する「運動療法」といった指示を出されて来ることがありました。
しかし、
私たち理学療法士の行う運動療法とはお医者さん方のいう「運動療法」の意味が異なります。
私たち理学療法士の行う運動療法は、対象器官を限定する必要があります。
例えば、関節可動域制限がある患者さんがいれば、何故制限がされていて、制限されている器官は何かを限定する(target organ)必要があります。そこには正確な検査技術が必要となります。
上記のような糖尿病患者の運動療法はほぼ、歩くことや所謂筋トレといった内容になります。
対象器官が限定されているとは言えません。
理学療法士の行う運動療法は、
運動器(脳・脊髄・末梢神経・筋・骨関節)+心臓・肺
になります。
もし、
訪問リハビリテーションに来てもらっているご利用者さん、
あるいは病院のリハビリに通われている患者さんがこの記事を読まれていましたら、
一度病院の理学療法士に
「今している運動療法は何の器官を目的にしていますか?」
と聞いてみてください。
答えられなければ、その担当は変えてもらいましょう。
あなた自身の為ですよ!
P.S.
まごころリハビリテーション部は4人体制になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。