まごころ居宅介護支援事業所
POSTED.2023.10.20
此岸から彼岸
みな様こんにちは、まごころケアマネジャーです。
10月です。このブログを公開する今日は私の誕生日で
これから私の人生、半世紀の2回目に入ります。
ということで、今回は少し私的なお話をご容赦願います。
私の生まれたのは昭和40年代後半で
この「昭和40年代」と言う表記自体、とても古びた印象を与える気がしますが
それはさておきこの半世紀、世の中のあらゆるものが変わってしまいましたね。
SF作家を除いて、50年前に今の人々の暮らしぶりを予見できた人はいたでしょうか。
例えば電話。一家に1台の黒電話から、一人一人が顔を見ながら話すことができるようになりました。
例えば車。さすがに当時でも薪で走るトラックはお目に掛かりませんでしたが、
いよいよ車が運転する車、空飛ぶ車が実用化されようとしています。
そんな時代でも、人の生き様死に様は基本的には変わっていません。
生を受け、歳を重ね、死を迎える。
単純にただそれだけのことが、何世代にも亘って繰り返され、今後も繰り返されます。
さて私自身振り返ると、
前半世紀だった去年と比べ、後半世紀に差し掛かる今年は
曲げ伸ばしで左膝が痛みます、
腰の痛む日が増えました、
階段を上ると息切れします、
たまにみぞおちの辺りが締め付けられるように痛みます。
その度に普段ケアマネジャーとして目にする、みな様の主治医意見書にある馴染みの疾患が頭をよぎります。
変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症、慢性閉塞性肺疾患、心不全、狭心症、心筋梗塞。
ご高齢の方々が普段こういった症状とお付き合いしながら、毎日を過ごされているのだと
実感ではなく、「実体験」しています。
そしてみな様に一歩お近付きできたのではないかなと、嬉しくも感じています。
こっち側からあっち側へ。みな様に去年よりもより近い立場で寄り添うことができそうな気がしています。
少し大袈裟かも知れませんが、老いを感じることで死に向き合う準備が、私自身にも始まろうとしています。
これがケアマネジャーのお仕事に良い影響を与えることを願いながら
会社からいただいたケーキを眺めつつ、今日一日を過ごします。