まごころ居宅介護支援事業所
POSTED.2024.02.22
ケアマネって何する人?
みな様こんにちは、まごころケアマネジャーです。
お気付きの方もいらっしゃるかとは思いますが、居宅介護支援事業所では2月1日よりケアマネジャーの求人広告をホームページに掲載しています。全国的に介護人材の不足は深刻な状況ですがケアマネジャーに関しても同様で、新たななり手がいないため要介護認定が出ても新規にサービスが利用できないというご利用者様にとって誠に困った事態となりつつあります。
では、なぜケアマネジャーがいないとサービスが利用できないのでしょう。ヘルパーさんやデイサービスがあればそれでいいのでは?いえいえ、そうではないのです。それではこの場をお借りして普段あまり目立たない部分のケアマネジャーのお仕事について少し説明したいと思います。
ヘルパーさんやデイサービスを利用したいと思われた場合、ご利用者様ご自身がそれぞれへ直接連絡しても、恐らく「ケアマネさんを通してください」と一旦断られると思います。なぜか。
ご利用に際しての利用料、つまりお金の管理をケアマネジャーが担っているからなのです。事務的には「給付管理」という言葉を使いますが、例えばデイサービスを1日利用すると1,000円の利用料がかかるとします。デイサービスとしてはこの1,000円と介護保険制度を通じて国から支払われる9,000円の合わせて10,000円が収入となります。それぞれの事業所ではひと月に何回利用があり、利用料の負担割合からご利用者様への請求額と介護保険での支払額がいくらになるかを計算しケアマネジャーに報告します。ケアマネジャーは他に利用されているサービスの同じ情報をまとめ、その方が全体でいくら負担し、それぞれのサービスが介護保険への請求をいくらで行うのかといったことを計算します。そして各サービスの細かな金額や認定情報等がケアマネジャーの提出するものと一致して初めて各事業所は国からの支払いを受けることができるのです。
またご利用者様お一人お一人に1ヶ月間で使えるサービスの量が決められており、それを超えないように管理するのもケアマネジャーの役割です。更に、デイサービスが気に入っているからといって毎日毎日出掛けることは、普通できません。上限を超えないからと、必要のない回数や種類のサービスを好き勝手に利用すると、本当に必要とされている方に行き渡らなくなる可能性があり、その方に応じて利用するサービスの提案を行うこともケアマネジャーの義務です。サービスの使い過ぎは介護保険の財政を圧迫することにもつながるため、適切にご利用いただけるように制限を設けることも時には必要になります。
ちなみにご利用者様、ご家族様がケアマネジャーの代わりにこれら全てを行う「セルフケアプラン」というものもあることはあります。
こういった諸々が「給付管理」と呼ばれるもので、普段ご自宅を訪問し、みな様に生活のご様子等をお伺いするのとは違った種類のお仕事になります。ですが、必要なサービスがどのようなものであるかは、やはり普段のご様子を把握していなければ提案できるものではありません。この二つのことができて初めて一人前のケアマネジャーです。が、あくまでこれらは最低限のことでもっと他にもお仕事はありますよ。
それについてはまた改めてお話しするとして、いかがですか?
ご応募お待ちしております。